あけましておめでとうございます。
年末ギリギリまでお仕事に追われましたが、3日間完全にお休みを頂いて、今日から本格的にお仕事開始です。
うきうき♪
皆様、今年もよろしくお願いします!
新学期もすぐに始まりますね。
明日か明後日中には、お知らせを更新しますのでご確認ください。
同時に初回オンラインの方には直接メール申し上げます。
ご協力をお願いします。
さて、上の写真。
金の色が見えにくくて調整した関係で、ちょっと暗くなってしまいましたね。
教室で実物を見て下さいね!
2021年にポインテッドペン講座内で新規スタートした「カリグラフィックドローイング」のコースで、
フローリッシング(ペンワークで描く手法)も行いました。
去年のウシさんに続いて、今回のトラさんもそのテクニックを使って描いてみましたよ!
年末のオープンアトリエ中に書いたのですが、
書き書きしているところを動画で撮ってくれていたので、近いうちにUPしようと思います。
2022年はどんな1年になるのでしょう。
毎年、年始に「今年の抱負!」と掲げて、年末に総括してきましたが、
実は今年は決めあぐねています。
3月の誕生日ごろと、9月のモジアカの周年のタイミングで、すでにアレコレ書いてしまって、、、苦笑
学びの多かった2021年。
幸せをかみしめるように年末を迎え、明けて2022年。
「優しくあること」「強くあること」「しなやかであること」そして
「感謝すること」を改めて心に刻んで、為すべき事ひとつひとつに向き合おうと思います。
抱負という形でのまとめは、ゆっくり考えようと思います♪
最後におまけ。
今年も写本の中にいた干支をご紹介します。
トラです!
え、これ?
そう、これ、この左手です。
ブルーの水玉。
トラ、、、トラなんです、これが。
結構大変だったんですよ、写本で虎を探すの。
なぜなら虎は東洋の生き物だから。
西洋の古い書物にはほとんど出てきません。
紀元前には「インドの使者からローマ皇帝にトラが献上された」などの記録があります。
それでも古代・中世の西洋世界において虎は「うわさに聞いたことがある、、例の!」的な感じ。
ある意味、ユニコーンレベルのファンタジーな生き物です。
この写本は、12世紀に作られた有名な写本「アバディーン動物寓意集(The Aberdeen Bestiary / University of Aberdeen MS 24)」です。
たくさんの珍しい動植物が確認できます。
空想上の生き物も含みます。
ウサギやウマならたくさんの写本に認められます。
でもトラはそうではありません。
「頼るのはここしかない!」で探った結果、、、結構すぐに見つかりました。笑
8ページ目! (正確には8枚目。Folio 8R)
ちゃんと名前も書いてありますよ。
Tigrisは、その後のTigerの語源になったギリシア語です。
12世紀の書体を学んでいなくても、モジアカ生であれば最後のアルファベットをsと読めますよね(^^♪
一応、2行だけスペルアウトしておきますので、興味の有る方は一つ目の画像でご確認ください。
Tigris vocata ppt略記号(propter) volucrem fugam ita eu略記号(eum) nominant.
perse greci et medi sagittam. Est eni略記号(enim) bestia variis
(その名は飛ぶ(走る?)速さから「矢」に由来する。様々な特徴のある動物)
寅年の2022年はガオーッ!でやる気!な感じ。
加えて私は冒頭のトラに翼も授けましたので、羽ばたく!な感じで。
今年も楽しい1年にしましょうね。
どうぞよろしくお願いいたします。
オマケ
以上、
カリグラフィー工房 ヤヨ・カリグラフィー および
カリグラフィー教室 モジ・アカデミア の
カリグラファー 西村弥生 でした。
次回も
東京・南青山の工房 兼 教室より、
文字から始まるステキ生活をお届けします!
yayo