最近、こんなものを買い求めました。
絵の具を溶いたり、一時的にインクを移すインク壺の代わりとして
全く本来の用途と異なるものを。
これ!
「キャンドルスタンド」いわゆる「燭台」です。
高さのある細長いキャンドル用(直径2cm以内用がポイント!)を選ぶと、
土台どっしり&差し込み口が小さめでいい感じなんです。
こんなふうに使っていますよ。
イルミネーションなど筆がメインだったり、
いくつもの色を同時に使う時には「梅皿」が便利です。
モジ・アカデミアでも、ほとんどの方が梅皿を愛用しています。
梅皿での作業に慣れてはいますが、
ペン先で使用する時、ふと思っちゃうことがありますよね。
- 深さが欲しいなぁ(ペンにつけにくい。毎回筆は面倒)
- クチは広くなくていいなぁ(すぐ乾燥しちゃう!)
- でもぜったい倒れないのじゃないとねぇ
ちなみに私は「蓋はジャマ派」です。
で、
普通の梅皿では分量が足りない私は、
下の写真の中央奥と右奥のガラスの小さな器をよく使っています。
小さくて深い。
色もはっきりわかる。
でも、
ツルッと落としそう(落とした事はないけど)。
たまにコロンと倒しちゃう(卵型の方)。
下のショットグラスは
中が狭く窄まってる&底部分が重くてドッシリ安定。
かなりお気に入りです。
下のウサギちゃんのエッグスタンドもお気に入り。
口が広めなので深さを出す為には絵の具を多めに溶かなくちゃですが、
私の1日の絵の具使用量は異様に多いので、
たっぷり溶いてもすぐに無くなります。
なんと言っても、
レッスン中に添削用に持ち歩く時に持ちやすく倒れにくいのが安心です。
、、、ウサギの首を掴んでぶら下げることになるけど!
でもなー
生徒さんはそんなに使わないんだよねー
なんかないかなー
素敵なのがいいよねぇ、そりゃ素敵はマストだよねぇ
で、ふと目についたのが自宅リビングの棚にあったコレです。
あれ、これ、、、、、
絵の具溶くのにちょうど良くない!?
ぜったい倒れなさそうじゃない!?!?
か、かわいくない!?!?!?
コレ(↑)自体は「廃盤デザインのセット物の一部」なので使いたくない。
アンティークも高級品も「使わない物に価値無し」派ですが、
セット物から欠けが出るのはイヤ。
ということで「キャンドルスタンド」「陶器」で検索したのが
今回の戦利品です。
ひとつ目はアンティークの美濃焼。
海外輸出用に作られた物だそうで、手書きの模様が華やかです。
日本の手仕事サイコーです。
しかもなんと「持ち手」があります!
生徒の皆さんには無用の長物でしょうが、
私には画期的です。
レッスン中、すんごいラク!!!
皆さんにとっても「安定感」は魅力的でしょ?
「長細いキャンドルが倒れないように」という目的は
こんな形でお役に立っちゃう♪
もうひとつは、右奥にチラッと写っている物。
キャンドルには不必要な程の大きなトレイ付きで、
ペンや筆をチョイ置きするのにも便利です。
しかもピンクの持ち手に小鳥がいて可愛い💕(2つ上の画像参照)
ちなみに
もともと持っていたこの淡いブルーのバラの物は、
ウェジウッドのキャンドルホルダーです。
ボーンチャイナの白い肌は絵の具の色も美しく映えそうでしょ。
早く絵の具溶きたい!と思いました。
絵柄違いなら、今でもそれ程高くない価格で入手できるんじゃないかしら。
トレイや持ち手の不要な方には最適だと思います。
参考までに、上から見た比較も。(上)
キャンドルスタンドは4つの中で最も細くて、内径1.7mmくらい。
深さは2cmくらいです。
使用時の注意に、特に珍しい物は無し。
- 梅皿同様、沈澱する前に頻繁に混ぜ直しをする
- 濃度が変わってきたら面倒がらずに調整する
- ナミナミ作れとは言わないが、チビチビ作っても得はない
キャンドルスタンドでも梅皿でも、同じです!
意外な物が役に立つってあるものですね。
参考になったらうれしいです。
いろいろ試してみてくださいねー(^^)
定番の道具についても、また書きたいと思います。
待っていてくださいね!
以上、
カリグラフィー工房 ヤヨ・カリグラフィー および
カリグラフィー教室 モジ・アカデミア の
カリグラファー 西村弥生 でした。
次回も
東京・南青山の工房 兼 教室より、
文字から始まるステキ生活をお届けします!
yayo