【ご挨拶】モジ・アカデミアは10年目に入りました
9月は特別な月です。
カリグラフィー教室モジ・アカデミアは 開校から丸9年が経ち、 今月とうとう10年目を迎えました。
・・・写真について・・・
今月前半は全クラスに複数名ずつの欠席者がいる「モジアカ的超体調不良週間(笑!)」でしたが、 出席できた定期クラスの皆さんと写真を撮りました。
この記事をアップする段階では、まだ撮影できていないクラスも。
後日撮らせてくださいね。毎回メンバーが変わるセミプライベート生達は、集合写真を諦めましたが、 これまでにもレッスンシーンにたくさん映り込んでくれています。
とても良い思い出です。
皆さん、ホントに大好きよ♡

緊張で震えた初レッスンを思い出します。
勤めをやめ、手探りで過ごした銀座での5年間。
一人暮しすら経験のなかった私が初めて自力で維持した懐かしい工房兼教室は、
あえての「決して楽に維持できるわけではない銀座のど真ん中」でした。
ビルの売却に伴い余儀なくされた突然のドタバタ移転を経て、
気付けば南青山でも4年が過ぎ去っていました。
全てが昨日のような気もするし、
もっとずーっと何十年も前のような気もします。

同時に私個人としても。
この9月でカリグラフィーの世界に入って20年目に突入しました。
恩師 Muriel Gaggini先生にはじめてお目にかかったのは1999年の今頃の事でした。
彼女の情熱を受けながら厳しく温かく指導して頂いた時間は、
本当に貴重なものでした。

いずれも9月スタート。
毎年、この季節は感慨深いものがあります。

改めて
「なぜカリグラフィーだったのか」
そう考えても、はっきり答えが出ません。
それでも文字と向き合った年月は、
まさに自分と向きあう年月そのものでした。
カリグラフィーは 私に、
数えきれない出会いと新しい経験をくれました。
世界が、驚きと美、そして優しさと喜びに溢れている事を教えてくれました。

同時に、
自分の弱さ情けなさズルさなど知りたくない点も見せつけられる、
そんな時間でもありました。
図太い神経にさらに剛毛の生えた私にしても、
時にプツッと心の糸が切れそうになる中、
その度に優しく話を聞き手を差し伸べてくれる人がいた事に
感謝せずにはいられません。
絶望的に孤独かのように感じた時ですら、
落ち着いて見回せば私は決してひとりではありませんでした。
私の手を取り、落ち着かせてくれる人がいました。

がんばる私が好きだと応援し続けてくれる皆さま、
私ががんばれるのは皆さまの温かい応援があるからです。
私の笑顔が好きだと言ってくれる友人たち、
私が笑っていられるのはみんなの優しさのおかげです。
突っ走りがちでヌケの多い先生にめげずについてきてくれる生徒達、
その情熱と好奇心に輝く瞳がいつでも私を支えてくれています。
そしてどんな時も味方でいてくれる家族。
とりわけ、穏やかで優しい主人。
何があってもひとりっぽっちにはならない安心と幸せをかみしめています。
結婚しこんなにも環境も状況も変わったにも関わらず、
かつてと変わらず前向きに取り組ませて貰えている事は奇跡です。
私の周りにいてくれる全ての方に感謝の言葉しかありません。

ヤヨ的新しい年が始まりました。
2019年は「いつかは挑戦したい」と思い続けて来たいくつもの目標に着手する年になりました。
暑い夏を越えて、やっぱり熱いままで秋と冬を迎えそう。
美しい文字の魅力を伝えたいという思いは大きくなるばかりです。
これからも応援よろしくお願いします!
感謝をこめて
yayo


以上、
カリグラフィー工房 ヤヨ・カリグラフィー および
カリグラフィー教室 モジ・アカデミア の
カリグラファー 西村弥生 でした(^ー^)
次回も
東京・南青山の工房 兼 教室より、
文字から始まるステキ生活をお届けします!
yayo